裏切りの季節
ずっと、温めていた原稿があった。
書き始めたのは、2012年12月2日…
SFを書こうとしていた頃だ。
だが、中断を繰り返し2014年7月26日から今年の春まで止まってしまっていた。
再開したのはポメラでの直打ちだったので、正確な日付は判らない。
しかしすぐに目の不調に苦しみ、再度中断。
400字詰原稿用紙換算で26枚だった。
一時は、350枚にしてメフィスト賞に投稿しようとか、200枚で小説すばる新人賞に挑戦しようとか、いま冷静になって考えてみると、なんとも無謀な計画を立てていた。
そして今夏、第26回早稲田文学新人賞に送ろうか、第122回文學界新人賞に送ろうか、迷っていたが、又吉バブルに与しないと思い開き、ワセブンを選択した。
で、GRANTA JAPAN with 早稲田文学(GJ)の話を知る。
40才以下が対象で、20枚以内の短篇を募集。
早速飛びつき、短篇を書き始めた。
しかし14枚まで書いて暗礁に乗り上げる。
これはワセブン向きじゃないぞ…
なにせファンタジーなのだ。
いくらカズオ・イシグロの新作がファンタジーだといってもね。
そこで随筆風の短篇を新たに書き始めた。
でも3日で座礁。
また元に戻ろうとしたところで、早川書房の若手編集者がGJの審査員になるとの情報が入った。
GJの一次予選は週替わりで審査員が交替するのである。
で、これは間に合わないと。
それゆえに、苦肉の策で始めに述べた取って置きの小説を20枚に縮約したものをGJに投稿しようと決断!
今日、送付した。
郵便局の帰りに、神社に寄り、賽銭5円で参拝。
晩飯は、ひつまぶしである。
結果は、早稲田文学のHPで、今月16日の18:00に出る。